忘れられた塔 名前変換サンプル
さとし@システム管理
きみは、朽ちた塔の前に立っている。村人は言った。『頂上に“ねむらない灯”がある。だが、入った者は誰も戻らない』と。きみは、重い扉を押し開けた。黴と鉄の匂いが、押し寄せてくる。一階の広間の壁に、燃え残ったたいまつが一本、掛かっていた。きみは、たいまつを手に取り、火をかざした。揺れる炎が、広間の奥を照らし出す。道は二つ。右は上へ続く螺旋階段、左は地下へ降りる濡れた石段。きみは、螺旋階段を上ることにした。途中の壁に、錆びた鎧が立てかけてある。その胸には、古い剣が一本、深々と挿さっていた。きみは剣には触れず、先を急いだ。頂上の間にたどり着くと、祭壇の上で、小さな灯がゆれていた。だが、それを守るように、床には無数の落とし穴が口を開けている。きみは、床を一歩ずつ確かめながら、慎重に進んだ。何度もひやりとしながら、ついに祭壇へたどり着く。灯を手に取ると、塔が、ほっと息をつくように静まった。きみは灯を胸に抱き、来た道を、ゆっくりと戻っていった。
最初の分かれ道
と。
- きみは、重い扉を押し開けた。
- きみは、忠告に従い、村へ引き返すことにした。