文化祭のあとで 名前変換サンプル

さとし@システム管理

文化祭の、最終日。校舎の窓が、夕日で燃えるように光っている。実行委員のきみは、朝からずっと走り回っていた。後夜祭までの、わずかな空き時間。行こうとしたきみを、後輩の子が『先輩!』と呼び止めた。『ごめん、すぐ戻るね』と、きみは短く返した。中庭では、幼なじみの湊が、こちらに手を振っている。同じころ、渡り廊下から、生徒会長の橘先輩が、静かにきみを見ていた。どちらのもとへ、行こう。きみは、幼なじみの湊のところへ、駆けていった。『おつかれ』と、湊がいつもの顔で笑う。『なあ、ちょっとだけ、屋上こない?』と、湊が言う。きみは『いいよ』と、湊と階段をのぼりはじめた。途中、きみは段差につまずいた。とっさに、湊の手が、きみの手をつかむ。きみは、その手を、そっと握り返した。湊は何も言わず、けれど、手を離さなかった。屋上からは、花火の準備をする校庭が、よく見えた。『昔さ、大きくなったら結婚しようって言ってたの、覚えてる?』きみは、少し迷って、『……覚えてるよ』と、小さく答えた。湊の耳が、夕日よりも赤くなった。『じゃあ、更新な。今度は、子どもの約束じゃなくて』最初の花火が、二人の頭上で、大きく開いた。

最初の分かれ道

と呼び止めた。

  • 『ごめん、すぐ戻るね』
  • 『いいよ、手伝う』と、きみは後輩のもとに残った。
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